“キャップ投げ”でYoutube や日本のテレビ番組で一躍有名になられたわっきゃいさんこと、日野湧也さんはこの春、京都大学に合格されました。二ヶ国語を完璧に操るスーパーバイリンガル日野さんにお話を伺いました。 MITA: 日野さんのここまでの生い立ちを教えてください。 HINO: 日本の神奈川県で生まれ、父の仕事の関係で1歳でアメリカに引っ越してきました。そこから約17年間アメリカで初等教育から中等教育まで履修しました。 MITA: Youtubeや日本のテレビを拝見したのですが、日野さんの日本語力は本当に素晴らしいですね。日本で教育を受けてきた方と全く変わらないほどですが、どのようにしてここまでの日本語を身につけられたか教えてください。 HINO: 補習校に通っていましたが、もちろんそれだけではなく、日常で日本語を使う環境にいたという事が一番大事だと思っています。家庭内では日本語を話していましたし、その中でインターネットの記事や、読む本、読む漫画などがすべて日本語でした。僕の場合は環境そのものが言語の形成に直結したと思います。すべては親に日本語を使う環境を整えてもらったという事だと思います。 MITA: 日本人でも漢字はなかなか難しいですが、漢字はどのように勉強されましたか? HINO: 漢字はあまり得意な方ではないですが、人並にできるようになったのは、補習校の授業や塾で習ったという事もありますが、中学校の途中で一度補習校をやめてしまったので、それ以降は自分で記事を読んだり、動画を見たりして分からないものは調べたり、あるいはまた分からないものでも何度も見ているうちに自然に覚えたりもしました。例えばテレビなどでは、話している言葉と字幕が同時に出ますので、自然に刷り込まれていく感じでした。書き順も小学校、中学校の漢字をちゃんと習っていれば、初見の漢字でも書き順は想像できます。 MITA:…